翠寿園ブログ

県天然記念物ツクバネガシの調査 廿日市市 速田神社

2018年3月8日|カテゴリー「翠寿園ブログ
180212_102808
県天然記念物ツクバネガシ
Quercus sessilifolia は、地上から1.2m付近の幹周が、5.8mありました。

そのうちの1.2mは、腐朽した幹がむき出しになっておりました。

落雷や台風による枯損ではないかと考えられます。
180212_102815
樹齢が約450年くらいだと、言われています。 速田神社側からの様子です。
180212_103116
全景です。
180212_103221
今から約58年前の今頃に、広島県の天然記念物に指定されています。

ブナ科の常緑高木で、県下でも1番大きいとされています。
180212_105354
道路側南東方向からの様子です。 地上から5m付近の幹には、腐ったコフキサルノコシカケが確認されました。
180212_105455
3m~4mの板根の発達が見られ、懸命に樹木の保持をしている様子を伺う事が出来ます。
180212_113342
樹高9m~13m付近にかけて、コフキサルノコシカケが確認されました。
180212_113809
後継樹の全景です。
樹高は、約25mありそうです。

手前が道路であり、再度詳細な調査を県の方へ要請しました。
180212_113956
手前左側の樹は、後継樹の幹周4mのツクバネガシです。
地上部から約50cmの幹の穿孔箇所に、コフキサルノコシカケが確認されました。

右側奥に植わっているのが、県天然記念物ツクバネガシです。
180212_121015
神社の氏子さんに、鳥居の上の枝を切ってもらえないだろうかとの要請を受けて、現地下見を兼ねて予備調査をしました。
180212_122913
小枝の先端に、4枚の葉が互生し、つく羽根に似ている所から、命名された様です。

湯の山温泉のタラヨウとしだれ桜 広島市佐伯区 湯来

2018年1月29日|カテゴリー「翠寿園ブログ
180128_164747
広島市指定の保存樹
しだれ桜Prunus Pendula

樹齢は約90年 樹高は17m
枝幅20㎡~25m幹周2.65m

花の咲く頃も素敵であるが、雪の中の迫力も素晴らしい。 
180128_163258
環境省指定温泉地
広島藩主浅野公湯治場であった場所に温泉施設があります。


180128_163330
湯の山明神が祭られています。
180128_163222
霊泉打たせの滝が出ています。

初めは、冷たく感じますが、3回目には、脳天直撃の冷たい霊水も心地よく感じる様になります。おかげ様でづつうもなくなりました。
180128_163435
入り口の鳥居の横には、タラヨウ・コウヤマキ・ヒノキなどが植えてありました。
180128_163536
赤い実がなっていたタラヨウの枝葉をパチリ!

雌雄異株の常緑高木で、学名は、Ilex  latifolia です。
180128_163605
タラヨウは、葉の裏に細い棒を使って絵や文字を書くと、黒く浮き上がってくるので、ジカキシバという別名もあり葉書の木としても知られています。 
180128_163512
インドで、葉に経を書いた貝多羅樹(ウチワヤシ)になぞらえて付けられたそうです。

完熟された腐葉土(翠寿園森からの贈り物)のモニタリング調査開始とモニターさんの募集

2017年11月28日|カテゴリー「翠寿園ブログ

今日は、語呂合わせで、いい庭の日だそうです。その日を記念しまして、弊社の完熟された腐葉土のモニター募集します。            

今月からようやく袋詰め作業に入りました。

171111_104841
剪定枝や草を半年から1年間かけて完熟させた腐葉土(翠寿園森からの贈り物)が、パッケージのデザインから土壌分析や安全評価試験をクリアーして、ようやく袋詰めすることが出来ました。
171111_105646
水分状態により1袋あたり7キロ前後の重さとなっております。 試しに使ってみたいと思われる方は、問い合わせフォームからお問い合わせください。 300袋限定ですので、無くなり次第終了とさせて頂きます。モニターですので、アンケートにお答えすることが条件となりますので、予めご了承願います。

御活用方法について

171118_143352
花壇の培養土の資材の一つとして、川砂や赤玉土などに一緒に混ぜて土壌改良剤の1品目として活用出来ます。
171119_171246
グランドカバー植物のマルチング材としても活用出来ますね。 動植物を表現できそうです。 ここでは、鯉から化ける龍を表現しています。
171121_145115
街路樹や庭木の剪定枝や草を半年から1年かけて、完熟させて腐葉土を完成させていますので、料理でいえば、出汁のようなものです。 植物から土へとまた植物の根から枝葉へと、循環された仕組み(リサイクル)で環境に優しい製品です。

竹の熊の大ケヤキ 国指定天然記念物 熊本県南小国町

2017年9月2日|カテゴリー「翠寿園ブログ
170815_142559
ケヤキの全景

樹高35m 幹回り約13m
根元周り 17m 
樹齢1000年以上

全国でも5番目の大きさである。

170815_142946
昭和の初めに、この大ケヤキを切るか保存するかで裁判まで争う事になったそうだが、最後は保存することで現在にいたっているそうです。
170815_143055
右下の祠は、天満宮神社だそうです。

下から見上げると、気の大きさに圧倒されました。

長寿の秘訣は何であろうか?
腐りにくい性質・物質を蓄えているようですね。
170815_144912
地上から5mくらいの空洞は、戦後の台風で枝が折れた後空洞になっていたが、現在は樹脂で覆われている。 小雨降る中の対面でしたが、なんだかパワーをもらえたようでした。

御神木のクスノキ 熊本県人吉市 青井阿蘇神社

2017年8月27日|カテゴリー「翠寿園ブログ
170814_145525
青井阿蘇神社にあります御神木のクスノキの全景です。」
170814_145541
樹齢は不明となっておりますが、400年以上は経っているのではないでしょうか?
170814_145613
双幹仕立て風になっております。
170814_145653
根元の中央付近は、やや腐れが入っているようです。
170814_145901
御神木だけあって大切に祀られてあります。 若干、枝葉の量が少ないのが気になりますね。
170814_145726
直立している幹の根元付近は、きわめて生育旺盛のように見られますが、土が硬いのか、幹を支えるためなのか根が隆起しています。
170814_144224
青井阿蘇神社の本殿の様子です。
170814_145806
神の使いとされている鶏は、放し飼いにされてあり、近づいても驚きませんでした。 今年は、酉年だけに大切にしたいものですね。