県天然記念物ツクバネガシの調査 廿日市市 速田神社

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県天然記念物ツクバネガシ
Quercus sessilifolia は、地上から1.2m付近の幹周が、5.8mありました。

そのうちの1.2mは、腐朽した幹がむき出しになっておりました。

落雷や台風による枯損ではないかと考えられます。
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樹齢が約450年くらいだと、言われています。 速田神社側からの様子です。
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全景です。
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今から約58年前の今頃に、広島県の天然記念物に指定されています。

ブナ科の常緑高木で、県下でも1番大きいとされています。
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道路側南東方向からの様子です。 地上から5m付近の幹には、腐ったコフキサルノコシカケが確認されました。
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3m~4mの板根の発達が見られ、懸命に樹木の保持をしている様子を伺う事が出来ます。
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樹高9m~13m付近にかけて、コフキサルノコシカケが確認されました。
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後継樹の全景です。
樹高は、約25mありそうです。

手前が道路であり、再度詳細な調査を県の方へ要請しました。
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手前左側の樹は、後継樹の幹周4mのツクバネガシです。
地上部から約50cmの幹の穿孔箇所に、コフキサルノコシカケが確認されました。

右側奥に植わっているのが、県天然記念物ツクバネガシです。
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神社の氏子さんに、鳥居の上の枝を切ってもらえないだろうかとの要請を受けて、現地下見を兼ねて予備調査をしました。
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小枝の先端に、4枚の葉が互生し、つく羽根に似ている所から、命名された様です。