掘り取り移植と挿し木の実習 第44回 呉市狩留賀 O様邸

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リフォーム前の庭

岡山県高梁市の頼久時庭園を思い起こさせるような傾斜の庭での作業となります。

脚立の左側のサザンカが枝枯れしており、短くカットして、寄せ植えのサツキツツジとともに移植予定です。
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100kg以上の重さのある石は、3叉を組んでの作業となります。

サツキツツジを移植して、すぐに水極めをします。
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リフォーム後の庭

サザンカの元あった場所には、茶花として利用されるムクゲ(白花に赤芯のソウタンムクゲ)2本を植栽しました。 漢方では、白花の蕾を乾燥させたものを”木槿花モクキンカ”と呼び、煎じて胃腸炎などに効くらしい。 下草には、コクリュウ・キキョウ・ワレモコウ・オカトラノオ・シュウメイギクなどを植栽
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植栽材料のムクゲ Hibisucus syriacus
シリア原産の意味があるようです。

ムクゲの園芸品種は、一重咲きや八重咲き種がある。

また、花の色は薄紫色~ピンク~白色までバラエテェイーに富んでいる。
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掘り取り移植に必要最低限の工具を取りそろえてみました。
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植え替え時に必要な用土を取りそろえてみました。 通気性や水分保持性能や土壌の化学性で酸性を好む植物【サツキツツジやブルーベリーなど】に合わせた用土などを並べています。 有機質な培養土や無機質な培養土も取り混ぜています。
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さし木を実際に試しています。

セイヨウニンジンボクとムクゲの2種類です。


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受講生皆さんのさし木後の状態です。

後ろに植栽されているロウバイの種も播種してみました。

2週間後には、ロウバイの種から間が出てきました。
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保水性を高めるために、無機質の赤玉土や有機質の培養土を土の中に混入しています。