Whitescape ━ はつかいち 冬の茶会 廿日市市 アートギャラリーミヤウチ
寒水石を雪に見立てての会場作りの様子

今回は、 茶会の舞台を新たに製作され、
廻りの雪模様を表現するために、寒水石を敷き詰めていく仕事を任されました。
養生シートを2枚重ねて敷いてからの作業となります。 作業前の様子です。

中央の延べ石も形状や厚みを考慮して、段差をつけて設置してあります。
雪を表現するために、素材やサイズを見極めるためにサンプルを見比べて、現状のものに落ち着きました。

寒水石、玉砂利の敷き詰めや延石の据え付けは、無事終了しました。
茶会の様子

「トンネルを抜けると」と、
刻まれており、会場の小道から腰掛待合をトンネルに見立て、次に訪れる真っ白な空間を暗示する石標の役割を持たせているそうです。

お道具の、お話されている様子です。
今回のテーマ 「白」を取り組まれた、水指・茶碗などの説明をされています。
お水もこだわって、宮島の”誓真釣井”から井戸の水を朝早く、汲んで来られたようです。

アルミ製の白い窯には参加者皆さんが驚かれていました。
また、花入れも白竹で、
「花のひと」と呼称する平本氏自らが、山に入り見つけ、ヤブツバキと白梅が生けられていました。

茶室や道具類などを「白」をベースに統一させ、日本と欧米の文化や美意識を取り混ぜたそうです。

今までに体験したことのない空間での茶会とあって興味津々です。


改めて、一期一会の奥ゆかしさと使用されている器や道具に対するこだわりとおもてなしの心が響き合い、「ああここに来れて良かったなあ」と感動したお茶席となりました事に感謝します。
長野さん次は、どんなお茶会を企画されるのでしょうか?
資材提供という形で参加させてもらいましたが、大変ではありましたが、最後は充実感や達成感を感じられたので、記憶に残る仕事になるでしょうね。
長野さんはじめスタッフの皆さん本当にお疲れさまでした。